飛天(ひてん)を簡単に
- 飛天とは、「如来」をほめたたえる天女。
- 空を優雅に舞い、楽器をかなでたりお香をたいたりする。
- 阿弥陀如来のお供をし、極楽浄土から人びとを迎えにくる。
1.飛天とは
飛天(ひてん)とは、「如来」をほめたたえる天女。
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飛天は、ほかの天部たちと同じく天界というはるか上空にある世界に住んでいます。
空を優雅に舞い、楽器をかなでたりお香をたいたりして、人びとを幸せへと導くために働く「如来」をほめたたえます。
仏像せんせい
如来をスポーツ選手に例えると、飛天はチアリーダーのような存在。
選手たちに大きな声援を送るように、如来の活躍を華やかに応援します。
選手たちに大きな声援を送るように、如来の活躍を華やかに応援します。
飛天はとくに阿弥陀如来のお供をすることが多く、二十五菩薩(にじゅうごぼさつ)や雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)と同じものとみなされることがあります。
また、次のような不思議な逸話も残されています。
空海の身投げ伝説
2.姿かたち
空を優雅に舞う天女の姿で表され、蓮華・楽器・香炉などを手に持ちます。
単独でまつられることは少なく、如来の周囲を舞ったり、飛天光となって如来の背後で輝いたりします。
3.有名な像とお寺
- 雲中供養菩薩像/平等院(京都)
- 二十五菩薩来迎像/當麻寺(奈良)