多聞天
多聞天（たもんてん）を簡単に
- 多聞天とは、仏教の守り神である「四天王」のリーダー。
- お釈迦さまの教えを広める役割を担う。
- 高く上げた「宝塔」がトレードマーク。
1．多聞天とは
多聞天（たもんてん）とは、仏教の守り神である「四天王」のメンバーであり、そのリーダー格。
四天王は須弥山とよばれる神々の住む山に集結し、4体のメンバーがその周囲を守ります。
【四天王のメンバー】
- 持国天（じこくてん）
・・・「東」の方角を守る。 - 増長天（ぞうちょうてん）
・・・「南」の方角を守る。 - 広目天（こうもくてん）
・・・「西」の方角を守る。 - 多聞天
・・・「北」の方角を守る。
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四天王（してんのう）を簡単に 四天王とは、仏教の世界の四方を守るガードマン。 神々の王である「帝釈天たいしゃくてん」につかえる。 お寺のお堂の四隅にまつられ、如来にょらいや菩薩ぼさつを守る。
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四天王のメンバーの一員である多聞天の主な役割は、お釈迦さまの教えを広めること。
多聞という名前には「仏の教えを多く聞いた者」という意味があり、その深い智慧によってお釈迦さまの教えを広めます。
四天王の中では最強とされることから、戦いの神としても信仰されています。
お寺のお堂の中では北または北東にまつられ、ほかの3体のメンバーとともに如来や菩薩をガードします。
多聞天は単独でまつられることもあり、その際は毘沙門天（びしゃもんてん）という名前に変わります。
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毘沙門天（びしゃもんてん）を簡単に 毘沙門天とは、四天王のうちの「多聞天たもんてん」がソロ活動をしたもの。 戦いの神でありながら、福の神でもある。 手にのせた「宝塔ほうとう」がトレードマーク。
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2．姿かたち
多聞天立像
武将のように甲冑に身を固め、敵をにらみつけるような忿怒相をしています。
高く上げた手に宝塔をのせ、もう片方の手で宝棒または三叉戟を持ちます。
両足で邪鬼を踏みつけています。
3．ご利益
4．有名な像とお寺
- 四天王立像／海住山寺（京都）
- 立体曼荼羅のうち四天王立像／東寺（京都）
- 四天王立像／當麻寺（奈良）
- 四天王立像／唐招提寺（奈良）
- 四天王立像／東大寺・戒壇堂（奈良）
- 四天王立像／法隆寺・金堂（奈良）
